2015年07月28日

テンション上げ

前回、鍼をかますことについて書きましたが

今回はお灸についてです。


初めて鍼灸治療を受ける方が
「はりって痛いですか? お灸って熱いですか?」とよく聞いてきますが
そういう時は
「鍼は基本的に痛くありません。 お灸は少し熱さを感じていただきたいと思います。」
「でもそんなにメチャクチャ熱いわけではないので大丈夫ですよ。」
と答えるようにしています。

たまに「お灸は熱くありません」とうたっている所もあるようですが
私としては熱を感じるくらいでないと効果が期待できません。
(もちろん、神経障害があり感覚鈍磨などの場合は除きます)

お灸の温熱効果で、ポカポカ温かくて血流が良くなります!
ってわけではなく

熱を与えることでタンパク質の熱変性を起こすことが重要なんですね。

それによって身体の反応として、白血球の増加や血流の増加を促します。


で、ここからが重要なのですが

前回は鍼をかますと言いました。
収縮している身体に鍼をかまして、強制的に伸ばすことで
身体はしっかりと弛緩してくれます。

逆にお灸によって熱を与えて変性させることで
弛緩しているものを緊張させることが出来ます。

「緊張させる」と書くとなんかイメージが悪いように感じるかもしれませんが
ようするに「張りを与える」とか「力を与える」といった感じです。

暑さに負けそうな時に、
熱いお灸をしておくと、身体に張りがもどって
逆にスッキリしますよ。

ではでは。
posted by 村上 悟 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月18日

温灸

灸法の中に、「臍上温灸」 というのがあります。

「さいじょうおんきゅう」と読むのですが
ようは、へその上にお灸をするわけです。

今までは棒灸を使って対応していたのですが
やっぱりもっとじっくりじんわり効くのが欲しいなぁと
ずっと思っていました。

先月の治療院見学会で見学させていただいた治療院で
「箱灸」なるものがありまして
今回、それを購入してみました。

付属でついている艾もあるのですが、
どうも火力が思うような感じではないので
他の温灸用もぐさを使って、大きさや硬さなど
身内で実験中であります。

ただ
やっぱり
煙がすごい・・・。

この煙とにおいに関しては何か対策を練るとして

ああ、やっぱり温かい!!

臍上温灸、もし興味のある方は
お声をかけてください。

よろしくお願いします。

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posted by 村上 悟 at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月05日

温灸もぐさ

ゴロゴロゴロとは雷の音ではなく、私のお腹の音です。

胃の出口の門がないため、胃に食べ物を留めておくことが出来ず、
どうしても腸の方に負担がかかり、結果、下痢になるということ
なんですね。

そんな胃腸に対して有効なのは、当然お灸ですよね。

普段は患者さんにもやっている点灸を4〜6点おこなっているのですが
気分を変えて「温灸」をやってみました。

先日、温灸用のもぐさを手に入れまして、それを
カマヤペットという棒球に詰めて使用しました。

もともとは点灸用の白っぽいもぐさを詰めていたのですが
それを温灸用のもぐさに変えてみたわけです。

そうしたら大分火力がアップして、少し遠目からでも
非常に気持ちがいいものになりました。

その棒灸に火をつけ、それをおへその上に近づけます。
おへそは「神闕」(しんけつ)という立派なツボでもあります。

ただ、禁鍼穴ということで、鍼は出来ません。
お灸のみです。

母親の中にいるときはおへそを通して栄養を補い、排せつをしていたわけですから
非常にお腹にとって重要なツボとなるわけです。

そこを温めることでお腹の調子を整えるんですね。


ただ煙がすごいんですよね。

そういえば、温灸ではないですが、入院中にお腹にお灸やってたら
看護婦さんに怒られたっけなぁ。。。

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posted by 村上 悟 at 18:10| Comment(141) | TrackBack(9) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月18日

気持ちいい

いや〜〜、だいぶ間が空いてしまいました。
本当、ブログの更新をまめにしている方は
すごいと思います。

さて、
だからといって沢山書くわけではないのですが

先日、ちょっとお腹の調子が悪くて
久しぶりにお灸をしてもらいました。

父が治療に来ているので
終わった後に「ちょっとお灸してくれない?」
と、10年ぶりくらいにお灸を受けました。

熱い。心地よく熱い。
じわ〜〜っと熱さが身体に染み込んでいく感じです。

ちょっとまたお願いしようかな。

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posted by 村上 悟 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

紫雲膏


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写真はお灸が燃え尽きたところです。
拡大しているので大きさが良く分からないと思いますが、灰の高さが1pくらいです。

これだけみると、「肌の上にこんな大きな艾を全部燃やしきるなんて、とても熱そう・・・」

と思うかもしれません。

が、

そんなに熱くならない秘密は灰の下に塗ってある「紫雲膏」です。

赤く見えるやつです。

紫雲膏を灸点に塗り、その上に艾を置いて火をつけます。

直接、お灸の火が身体を燃やしませんし、紫雲膏のちょうど良いネバネバのおかげで、艾が倒れません。

艾が倒れないのでうつ伏せになれない患者さんの腰などにも、横向きで出来ます。


posted by 村上 悟 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

女王様と御呼び

何だか変なタイトルになってしまいましたが、

これは『ヨモギ』のことです。

そう、お灸に使うもぐさ(艾)の材料がヨモギなのですが、実はヨモギは「ハーブの女王」と呼ばれているらしいのです。
(全然知りませんでした・・・)

ヨモギの効能をあげたらきりがないくらいで、飲んで、浸かって、付けて、嗅いで、燃やして、と、何をしても良い万能の薬草なのです。

とにかく生命力が強い!

お灸にしても、ただの温熱刺激ではなく、艾を使うところがミソなんですよね。

今、子供に呼ばれたので、今度またゆっくりとヨモギについて書きたいと思います。

posted by 村上 悟 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

糸状灸

今日はお灸について。

市販されているお灸のほとんどは、すでに形が決められていて、肌にのっけて火を点けるだけだと思います。
熱さも「レギュラー」とか「マイルド」などありますが、そんなに変わらない気がします。

鍼灸師の場合は、艾(もぐさ)のかたまりから、指でひねって、
大きさや形、硬さを調節し、さらにはどこまで燃やすか、8分で消すのか全部燃やしきるのかなどで
患者さん個人個人に対してさまざまな刺激を調節できます。

そこで今回紹介するのは「糸状灸」です。


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ライターの右側に4つ並べてみました。
この細いのが 糸状灸 です。

柔らかく細いので、一見あまり熱くなさそうですが、これはチクっときます。

炎症がある部位にこのちっちゃいお灸をた〜〜くさんすえると、たくさんのチクっとした熱刺激で身体の熱をとっていってくれます。

よく使うのは、捻挫や打撲で腫れているところや、風邪をひいて喉が炎症を起こして痛いときなどです。

チクっとあちいけど、よく効きますよ。


posted by 村上 悟 at 14:36| Comment(8) | TrackBack(5) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

布灸

昨日、鍼灸学校時代の友人との新年会がありました。毎年行われている新年会で、この集りは「百会」という名前です。

「棒灸について教えて。」という話がありましたので、ここで当院の棒灸を紹介します。


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右にあるのが「カマヤペット」という商品の棒灸です。
そして、左は日本手ぬぐい。
手ぬぐいを4回たたんで左手に持ちます。
温めたいところに手ぬぐいをあて、1回広げます。
棒灸を手ぬぐい越しに押しつけて(1秒くらい)、そこを手ぬぐいを持った左手でグリグリと揉み込みます。
その作業を数回繰り返していくと、手ぬぐいの中の空気が温まり、患者さんの体表面に伝わっていきます。
だんだんと温かくなり、指圧効果も重なり、非常に気持ちの良いお灸です。
これが布灸です。

また、これの長所としまして、「どこでも出来る!」ところがあります。

手ぬぐい越しに行うので、普通のお灸では怖いところ(おへその上やまぶたなど)でも、安全に熱を伝えられます。
熱感覚は個人差がありますので、最初に「温かく感じてきたら教えてください。」と言っておけば事故にはならないと思います。

こんな説明でわかったかな??
posted by 村上 悟 at 13:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月26日

お灸

ひと言で、「鍼灸」と言っても、実は「はり師」・「きゅう師」と免許は別々になっています。

ちなみに私が持っているのは、「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の3つです。

うちに診られる方で、たまに「鍼はやったことあるけど、灸は受けたことがない。」というかたがいます。

おそらく病院・医院などで鍼をうけられたのだと思いますが、お灸はお灸で大変効果があるし、気持ちの良い治療法なので、
是非、皆さんに受けてもらいたいと考えています。

お灸をすると痕がつくのでは??と思われる方もいます。
「おばあちゃんの背中にでっかいお灸の痕がありました・・・。」
これは「打膿灸(だのうきゅう)」と言って、火傷させてわざと膿みを出して白血球を増加させる、昔よく行われていた灸法です。
そこまでしなくても白血球の増加は認められますので今では殆ど行われていないと思います。

うちのお灸はこんな感じです。

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posted by 村上 悟 at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 灸について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする