胃の出口の門がないため、胃に食べ物を留めておくことが出来ず、
どうしても腸の方に負担がかかり、結果、下痢になるということ
なんですね。
そんな胃腸に対して有効なのは、当然お灸ですよね。
普段は患者さんにもやっている点灸を4〜6点おこなっているのですが
気分を変えて「温灸」をやってみました。
先日、温灸用のもぐさを手に入れまして、それを
カマヤペットという棒球に詰めて使用しました。
もともとは点灸用の白っぽいもぐさを詰めていたのですが
それを温灸用のもぐさに変えてみたわけです。
そうしたら大分火力がアップして、少し遠目からでも
非常に気持ちがいいものになりました。
その棒灸に火をつけ、それをおへその上に近づけます。
おへそは「神闕」(しんけつ)という立派なツボでもあります。
ただ、禁鍼穴ということで、鍼は出来ません。
お灸のみです。
母親の中にいるときはおへそを通して栄養を補い、排せつをしていたわけですから
非常にお腹にとって重要なツボとなるわけです。
そこを温めることでお腹の調子を整えるんですね。
ただ煙がすごいんですよね。
そういえば、温灸ではないですが、入院中にお腹にお灸やってたら
看護婦さんに怒られたっけなぁ。。。